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2008年12月31日 (水)

映画「彼女の名はサビーヌ」~朝日新聞「ひと」から~

また、アビーロードです。続いて、朝日新聞1229日(月)付け朝刊の2面の「ひと」の欄に紹介されたサンドリーヌ・ボネールさんについての記事を紹介します。

彼女は、「仕立て屋の恋」の主演などでも知られる有名なフランスの女優さんですが、今回、1歳年下の自閉症の妹を追ったドキュメンタリー映画「彼女の名はサビーヌ」を製作されました。サビーヌさんは、小さい頃から少し変わった行動をとる子供でしたが、ピアノが大好きで、シューベルトやバッハを弾き、自分で作曲もしたそうです。それが、自閉症という的確な診断を得られないまま精神病院に28歳で入れられ、薬物の大量投与から、5年で体重が30kg増え、体の震え、よだれ、尿失禁を起こすようになってしまったそうです。映画では、かつての美しく活発な彼女の姿と退院後の変わり果てた姿が繰り返して対比して映し出される芸術的な映像で、医療・福祉行政の不備を静かに告発しているとのことです。身内の障害者のドキュメンタリーということで様々な葛藤もあったと思いますが、「知名度のある私が作れば社会への影響が大きい」と決断され、「政治家のこの問題への視線が変わってきたのが一番うれしい」と語っています。いいお話ですね。

日本でも2009年2月に公開されるとのこと。このページの左下にある「ウラ東風」では、「ぼくはうみがみたくなりました」の映画化とその上映会の話も盛り上がっているようですが、2009年夏以降の話のようですので、この映画にご関心を持たれた方は、まずは、こちらから観に行かれてはいかがでしょうか?

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コメント

アビーロードさん、おはようございます。相変わらず早い(遅い?)時間のUp、恐れ入ります。この映画、確かra-raパパさんが紹介されていたよなあ、と思って探したところ、プライベートなメールのほうでした。こうやって全国紙に取り上げられて話題になっていくと良いですね。なかなか、映画を見る時間を取れませんが、機会をみつけて見に行きたいです。

投稿: コミンゴ | 2008年12月31日 (水) 07時46分

精神病院で処方される薬は覚醒剤と似ていると聞きました。リタリンという薬が代表格だとか。

医療、福祉行政の不備というか、精神病院に入院したら人間がめちゃくちゃにされるという映画なんじゃないでしょうか。

どう考えても入院前と入院後では.....

入院しない方がましだった。という事ですよね。

投稿: TOR | 2009年1月 1日 (木) 04時46分

jumpです。国内では良く分かりませんが、リタリンは自閉症にも処方されている薬と聞いたことがあります。精神を安定させることで、生活力の向上が望めれるなら選択肢としてはありえるのだろうとは思っておりますが、薬については賛否両論あるでしょう。

投稿: jump | 2009年1月 1日 (木) 22時17分

 コミンゴさん、TORさん、JUMPさん、こんばんは。アビーロードです。亀レスで恐縮です。
 私もリタリンの功罪については、不勉強で良く分かりません。
 しかし、リタリンと違って抗うつ剤の話ですが、以前読んだテンプル・グランディンさんの著書「自閉症の才能開発」(学習研究社)に、「ボストンの自閉症専門家ポール・ハーディー博士とハーヴァード大学医学部のジョン・レイティー博士は、自閉症者には、非自閉症者よりも少ない量の抗うつ剤でよいと言っている。少量で効果が上がるので、「処方手引き書」どおりの量は、多くの自閉症者にとっては多すぎる。その手引きどおりの量が必要なものもいるが、おおむねその1/4か1/3ですむ。多すぎると、いらいらや不眠や攻撃的な行動た興奮を招く。・・・(中略)・・・時には慢性的精神病を招くこともある」という記述があります。自閉症である著者のテンプルさんにとっても、抗うつ剤は欠かせない薬のようですが、彼女は自分に合った量が分かるので(つまり摂取量をコントロールできているので)、そういう問題を回避できているそうです。いずれにせよ、詳細は映画を観てみないと分かりませんが、薬の過剰投与は、自閉症者には、よりシリアスに出るということではないでしょうか(素人考えでスミマセン)。
 話は、多少飛びますが、トーマス・A・マッキーン著(あのニキ・リンコさんが翻訳)の「ぼくとクマと自閉症の仲間たち」(花風社刊)では、自閉症である著者が、米国の精神障害者施設に15歳から3年間入所した時の体験が語られています(その後、社会復帰し、自閉症に対する理解を高めるための言論活動を行っています)。自閉症児にとって精神障害者施設がどう感じられるのかという点では参考になるかもしれません。

投稿: アビーロード | 2009年1月 4日 (日) 23時58分

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